2021年10月31日日曜日

戸隠リレーブログ(13)  心を開く戸隠合宿    (京都教室・ジャイ子)

皆さんの書いてくれた、戸隠合宿の思い出を読んでいて、なぜあんなに笑えたのかなぁって思います。

2年目の合宿で、関東の方に「関西の方は、癌になっても落ち込まないのですか?」と聞かれました。
いえいえ。めちゃめちゃ落ち込みましたよ。
前のリレーブログにも書きましたが、平成19年、1回目の合宿で、私は名前を言うのがやっとで、後は泣き崩れました。
家でも、家族が会社や学校に行っていなくなってから、ずっとソファで泣いてました。

それが、変わるきっかけは、戸隠合宿やったと思います。
見様見真似の気功でしたが、朝早く池の周りを歩いて、とても気持ちよかったです。

合宿から、帰ってから、毎日大阪城を歩きました。
すぐに明るくなったわけではないです。
休憩中のベンチで泣いてて、よく、観光客に大丈夫?って聞かれました。

毎月の京都教室が、本当に楽しみでした。
教室に行けば、萬田先生と紀子先生とヘジャちゃんの変わらない笑顔がありました。
先輩達もみなさん、優しく声をかけてくださいました。そこでも、泣いてたなぁ。
でも、少しずつ前を向くことができました。

そうして、迎えたのが、2回目の合宿だったんですね。
もう、嬉しくて嬉しくて‥。
大はしゃぎして、ご迷惑をおかけしました。(ごめんなさい)

でも、私だけではなくて、京都教室のみなさん、合宿では、ニコニコ。本当に良く笑います。
毎日の緊張や不安から解放されて、心を開いてるんですよね。

戸隠の自然の美しさと、東京の講師の先生方、旅館の皆さんの大変なご苦労のおかげだと思います。

これからも、よろしくお願いします。

2021年10月30日土曜日

戸隠リレーブログ(12)  こんなこともあったなあ… (京都教室・ヘジャ)

合宿での朝は5時半に起きて、6時に宿からバスで「森林植物園」やら「戸隠神社奥社参道」へ向かいます。
普段朝早いのはちょっと…という方も、みんなで布団並べていたら不思議と起きれるもんですよ。

6時に半分の人がバスで出発、あとの人は宿玄関前でいつもの体操をしながらバスが戻ってくるのを待ちます。
みんなですると体操ひとつとっても気持ち良いのよね。


さてさて、5時半にみんなで起きて準備をしていると「ない!!!」という声が部屋に響き渡った。
声の主あかねさんの方も見るとスマホを握りしめて呆然としている。
聞くとスマホは新しく、データのつまったガラケーが見当たらないらしい。

「昨日はわたしスマホを持ってましたかっ?」「スマホやったと思う。カバンにないの?」ガサゴソ……「ない!あれがないと私…ああ〜」ガサゴソ。
鳴らしてみたらぁという声にかけてみても鳴らない。
「家かもしれない」と旦那さまに連絡されたけど見当たらない。


もうすぐ6時が近づいてくる。
心配する同室の方に先に行ってもらい事情を伝えてもらう。
「トイレ行ってきます」と消えたあかねさんのカバンに手を突っ込むのは流石にできず、じーーと睨んでいた。
戻ってきたあかねさんに、「もう一回だけカバンみて〜」と頼んだ。
ガサゴソガサゴソ「あ、あれあれ!あったー!」なんと何回も見てたカバンの奥底にあったのでありました、電源切ったガラケーが。
「なんでここに入れたんでしょう…」とまた茫然とするあかねさんを急かして下へ降りる。


私らはあとの出発組で玄関前で体操しながらみなさんがニコニコと迎えてくださった。
バスの中でふーとひと息。私でさえこんなにホッとするのに、あかねさんホンマに良かったね。


毎年いろんなことがあります。
気功の勉強もそうですが、みなさんとのやりとり触れ合いがホンマにええ思い出になるのです。


2021年10月23日土曜日

ウーさん先生のお話会報告書 「郭林新気功を深く学ぼう」(Ted)

 ―自然行功:休みなく継続すること。 一日休むと十日失う。―

本日は、会員10名、進行:ぱぴ子先生、ホスト:さまあ先生、の計14名で行われました。
今日のお話会は、ウーさん先生の自己紹介から始まり、序章的にゆったりとなされ、次回(11月16日)は、郭林新気功、自然行功の本筋に近づいた形でお話しが進むと思われます。皆様、お見逃すことなくご参加下さい。

  回想(ウーさん先生の自己紹介を聞きながら:Ted)
     2012年9月に北京にて日中交歓会が行われ、入会間もない自分が参加出来たのは実に幸運だった。
  その時同室であった先生がウーさん先生とは、これまさに驚くべき幸運であった。

  何気なしにウーさん先生と歩いた公園が玉淵潭公園であり〝生命緑洲″の石碑があり、その場所は、郭林新気功を学ぶ者にとってはあこがれの場所、一度は訪れたいと願う場所でもあった。
  その時の自分の歩きは、どんなであったか今思うと恐ろしい感じがする。

1 ウーさん先生の自己紹介
・1988年から郭林新気功を始める。高級気功師、董伯進老師(先生)と出会う!
・1992年第1回中国視察 本拠地での気功、病院訪問、郭林老師の墓参
・2009年、2010年、2012年、2014年 中国指導者の為のレベルアップコースに、いずれも単身にて参加
・2010年 郭林老師生誕百周年6日間世界から430名参加の大会に参加
・2012年会員講師合わせて33名、8年ぶりに会員との北京訪問


(2010年、郭林老師生誕百周年、〝生命緑洲″の石碑前、何先生、万柔柔先生、姜先生他、ウーさん先生より)

2 郭林先生の紹介 
・1909年郭林先生、生まれる。
・1949年子宮がんの全摘出
・1959年転移に依る膀胱がん手術
・1971年郭林新気功を世に問う。西洋医学・中医学での不治の病打破。
・1984年突然の脳出血により逝去。

・ガンは酸素を嫌う。→呼吸法、音波(医学)新たに取り入れる。
・1966年~1977年 文化大革命、政治・思想・文化風俗の習慣の打破
(郭林先生練功像)

3 郭林新気功を深く学ぶ(その1)

①気功の本質について
(1)松静站立
(2)円、軟、遠(三字の秘訣)
(3)調身、調息、調心
 気功をする時はいつもここに戻る。
 これを毎日積み重ね気を練り上げていく。

 ②気功の心がまえ
 三心(決心、信心、恒心)
 三心を気球の絵に描かれて、気球を上げていく大切さを説明された。

③自然行功について
 郭林新気功の全ての功法に通じる要領が含まれる。
*自然行功の四大要領
(1)つま先上げて着地、不走八字、両膝を緩める
(2)坐胯松腰
(3)導引環丹
(4)自然転頭
 
4 質疑応答
・慣性を利用して歩く
・気血水の循環が改善される
・何老師の言葉「休む勇気がないので毎日練功する」
・練功中は常に基本に戻る「一心即無心」


ウーさん先生勉強会第2弾:11月16日(火)
 今回のウーさん先生のお話しを更に掘り下げた形で再度勉強会が行われます。
   



2021年10月12日火曜日

戸隠リレーブログ(11) 戸隠合宿へ初めての参加  (水戸教室・砂糖)

  私は、2005年に突然の血尿があり、検査の結果、尿管がんと分かり、右の尿管と腎臓を全摘し、膀胱の一部も摘出しました。

 担当医からは、尿路の下流側へがん細胞が流れているので、尿管がんにかかった人の約30%が膀胱がんにもかかるリスクがあるとのことで、定期的な検査を続けていたところ、約半年後に膀胱上皮にがんが見つかり、化学療法で治療しました。


 郭林新気功の水戸教室は、自らもガンを患っていた故F先生の茨城県近傍のガン患者のためになるのであればとの強い思いから、2006年4月に発足しました。

 郭林新気功ががんに効くとのことで、私もこの水戸教室の発足時に妻と共に入会しました。
 F先生のお誘いもあり、2006年に水戸教室から、私たち夫婦、F先生を含めて4名で戸隠合宿に参加しました。戸隠までは私の車で行きました。

 今では水戸から北関東、関越、上信越高速道経由で戸隠まで約300kmを3時間程度で行けますが、当時はまだ水戸-高崎間の北関東高速道路が開通していなかったため、その倍の時間がかかったと思います。

(森林公園入口標識)

 戸隠の宿に着くと、しゅう先生、まるこ先生等の温かい出迎えを受けました。
 しゅう先生は、ご実家は長野にあり、がんを患っておられたお父様のために郭林新気功に入会し講師の資格まで獲得されたとお聞しました。

 この戸隠合宿は、しゅう先生のご尽力で発足し、合宿当日も事務局として忙しくされておりました。

 2泊3日の合宿では、初日の午後に、故萬田先生のオリエンテーションがあり、2日目と3日目の早朝には森林公園まで宿のマイクロバスで送ってもらって、全員で準備体操、予備功、風呼吸自然行功、収功、休息をとった後、各自希望する練功ごとに分かれて、先生方にご指導していただきました。

 また夕方には、同じ病歴等のグループに分かれて各自の体験談等の話を聞くことができ、たいへん参考になりました。

 戸隠神社近傍の地図を末尾に添付しておりますが、自由時間には、戸隠神社の中社や奥社を散策するとともに、信州名物の新そばも堪能できました。

 その時に森林公園で撮影した入口標識とコスモスの写真を添付します。
 なお、このブログには掲載していませんが、森林公園で夫婦で撮った写真(私ががんを患って1年後のものですが)を見ると、妻の表情から私の回復に一安心しているようにみえます。

(森林公園入口のコスモス)


 また宿の前で撮った萬田先生ご夫妻、F先生、Kazzy先生、ウーさん先生、まるこ先生等の映っている集合写真を見ると、皆さん、15歳若かったなと懐かしく思い出されます。
 この戸隠合宿をご準備いただいた萬田先生ご夫妻、諸先生方、全国各地から参加され、貴重な体験談等を共有できた皆様に感謝、感謝です。

 私は、その後もこの戸隠合宿には5回程度参加できていますが、それについては次報で書きたいと思います。

(地図:戸隠へのアクセスと五社案内)

2021年10月10日日曜日

戸隠リレーブログ(10)  気場が生まれるとき   (ぱぴ子)

戸隠での気功の時間は全部で4回。
1日目の午後
2日目は早朝練功と、午前中の功法別練功
3日目の早朝練功

きれいな水と、溢れる緑、澄んだ新鮮な空気、
郭林先生が推奨される練功場所の条件はバッチリ揃ってます。
そしてなにより、ここには全国のお仲間がつどって生まれるパワー、気場があります。
これがひとりで練功するのと大きな違い。

私の一番のお気に入りは
森林植物園のみどりが池のそばで輪になって行う昇降開合。

早朝の静けさの中、まるこ先生の号令が心に響きます。
しだいにあたりを包む空気に一体感が生まれ、心がひとつに合わさっていくような、なんともいえない気持ちのよさ。
これが気場っていうものか?と感じる瞬間です。

家に帰ってきてもこの余韻が残っていて、
あぁ、またあそこでみんなと昇降開合がしたいな〜と思うのです。

来年は、多くのお仲間たちとこの気場を生み出し、感じたいものです🎵


(みどりが池のそばで)


 

2021年10月9日土曜日

戸隠リレーブログ(9)郭林新気功 戸隠合宿について    2泊3日の戸隠合宿を簡単にご紹介(P子)

毎回、確認事項で言われることですが
プログラムは、自由参加です。周囲に気を遣わずご自分の体調にあわせて、無理なくお過ごしください。
と謳っております。

1日目
14:00   受付開始
    郭林新気功初参加のかたはオリエンテーションがあります。
    各部屋の前には、部屋割りで名前が張り出してあります。
    まずは荷物を置いてひと休み。

すべては館内放送で ・・・・・
おはようございます。
バスは○○に発車いたします。
夕食の準備が出来ましたので食堂にお集まりください。 
交流会の準備が出来ましたので○○にお集まりください。   等々
 

(武井旅館玄関:送迎バスなどをまずここで待ちます。)


15:00   送迎バスで「森林植物園」へ→遠路はるばる来てお疲れの方はもちろんパスOKです
      宿の武井旅館さんが往復バスを出してくださいます。
      バスに乗り込むと 『ああ 戸隠に来たんだなあ!』 吸い込む空気が違います。
     皆さんで体操、予備功、自然行功、収功→これから戸隠合宿が始まると実感。

18:00   夕食
      戸隠 リレーブログ(7)朝食の写真があります
      食堂では、座席がくじで決まります。(ここ数回前より)食事の時の解放感(同じ釜の飯をいただくという一体感)があって各教室から見えた皆さんと一層親密になります。
      この後自由時間があってお風呂に入ったり、お話ししたり。
      お風呂は多人数ではいれるお風呂もありますが、予約するとお一人でもOKの家庭風呂があります。

21:00   明日のために就寝

2日目
5:30   起床・洗面
6:00   送迎バスで 「戸隠神社奥社参道」 
      *戸隠奥社コース
      *隋神門までのコース
      *杉並木入り口での自然行功  
       と各コースが選べます

(隋神門)


8:30   朝食
10:00  「森林植物園へ」
      熊が出るので注意
      各自クマよけの鈴をお持ちの方は 『リーン・リーン』と鳴らしながら木道を歩きます。
      以前は 『熊の姿を目撃した』 と聞きました。用心用心‼

12:30~16:00
      昼食は各自で
      日本三大そば処  『戸隠そば』  『岩手のわんこそば』  『出雲そば』 と言われます。
      せっかく、戸隠に来たのですから 戸隠そば に舌鼓を。行列で食べるのに時間がかかると言われる○○屋さん。が武井旅館さんの近くにありますので朝の気功の帰りに予約しておくのも手です。

16:00~   交流会  
       各お教室参加者がバラバラになって テーマに沿ってお話会。
       普段お聞きしたい事、質問、教室を超えてお話しできる機会です。

21:00    明日の為に就寝 
       といっても明日でさようなら。
       別れ惜しいから、寝ている人に迷惑かけないようにして 夜遅くまでお話の花が咲いてしまいます。


(森林植物園から戸隠山を望む)

3日目
5:30   起床・洗面
6:00   送迎バスで「森林植物園」 へ早朝練功 
 まるこ先生の号令で最後は全員そろっての昇降開合
戸隠合宿はこれで終わり。
ちょっぴりおセンチになってしまう。
また来年も来ますよ! 戸隠山に約束❣

8:30   旅館での最後のお食事
      荷物をまとめて帰宅の準備。
      帰るときは、荷物がない方が楽❕ という方は→宅配便で着払いという方法もあります。
      そうそう来るときも手ぶらで❕ なんていう方は武井旅館さん宛に前日までに届くようにすれば重い荷物を持たなくても楽ですよ。

10:30   長野駅まで旅館のバスを出していただきます。

    ご主人とおかみさんはじめみなさまの笑顔がすてきな武井旅館さんを後にしました。(P子)
     

2021年10月8日金曜日

ブログ版戸隠合宿リレー   いよいよ現地入り    (まるこ)

さあこれからは
◯気功合宿でやっていること
◯合宿中に感じられたこと

たとえば
*森林植物園での功法別気功
*池の周りでの昇降開合
*奥社への参拝
*隋神門までの杉並木気功
*交流会
*食事風景また食後のおしゃべりタイム
*他教室のメンバーとの出会い
*お土産店散策
*趣のある喫茶店ランプでのおしゃべり
などなど……

について、これからどのようなご投稿が寄せられるのかワクワクしています

また皆さまにとって
~戸隠合宿とはどういうものなのか~も教えていただきたいなぁと密かに思っているところです

今まで
投稿された方々はもちろん未だの皆さまも
合宿未経験の方々も
ご無理のない範囲で無理をなさって(笑)よろしくお願いいたします

後半に向けての皆さまからの投稿、コメントを首をなが~くしてお待ちしています(^o^)

なおこのリレーのゴールは一応10月下旬or11月上旬頃といたしましょうか

写真は宿舎の武井旅館入口