前回、幸運にも53歳で最終合格と書いたことの補足をする。
この試験は何段階かあるが、数科目の合格が同時に求められる論文試験が最も難しい。
53歳の夏の論文試験の前には、勤続30周年で2週間ほどの長期休暇がとれたのが幸運だった。
平日も朝の自然行功1時間の後、受験予備校に通い、教室で20歳代の司法試験などの受験者に交じって勉強した。
周囲の受験者の真剣な気合がひしひしと伝わってきて元気を頂く感じ。
萬田先生は気功教室では「気場」が大切という。
場面や雰囲気は違うが「気場」とはこういうことかと感じた。
今年こそ論文試験合格と期待して前日から近くのホテルに泊まり、早朝いつものように自然行功して、朝9時ごろからの試験に臨んだ。
配られた問題を見ると、予想した範囲と大きく異なる内容で驚きのあまり頭が真っ白になり、茫然となった。
以前、かっとなった時に個室(トイレ)で三開合して心を静めたことを思い出し、深呼吸をして机の下で手を三開合、これを2回繰り返して行った。
頭を切りかえることができて、少ない知識を絞りだして回答を書いた。
不合格と思ったが、他の受験者の成績も著しく低かったためか幸い合格できた。
普段の練功で心の制御のやりかたが身についていたことが役立った。
「郭林新気功の良さ」(その16)
自然行功などを行なう際にはまず、体の力を抜き頭も体も心もリラックスさせる松静站立を行なった後、三開合などの予備功を行ないます。
普段の練功で怒りや驚き、動揺など心の制御ができる能力を身につけることができるのは郭林新気功の良さです。
(その16)完、次回(その17)へ続く(マル夫)
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