54歳の夏のある日、私は夕食後突然に眼やのどがはれて呼吸困難になる、いわゆるアナフィラキシーショック状態となり、妻に救急車を呼んでもらい救急車で運ばれ入院した。
国家試験に合格した翌年、会社で対応するポストにして頂いたが、50歳前で始めた新しい仕事のため、実務に必要な知識が非常に乏しく、仕事をこなすのには人一倍の勉強が必要だった。
ベテランの上司から「先生がこの程度の仕事ですか」と揶揄される出来の悪さ、侮しくなり3か月間ほど、土日も自然行功せずに会社に休日出勤していた。
これらの事情を医師に話すと、食物アレルギーというより過労のためではないかとのことだった。
念のため夏休み中に大学病院に入院して食物アレルギーを詳細に調べて頂いたが特に原因は見つからず、
過労などにより一時的に免疫力が大きく低下したためアナフィラキシーショックに至ったのだろうと結論付けられた。
昨年までの国家試験受験時では少なくとも1年以上、土日は受験予備校に通っていたが、自然行功は毎日行っていたし、正解が明確である受験勉強のストレスは軽かったが、
正解自体が未知な仕事のストレスは過大だったと思っている。
著しく過労でストレスも過大だと免疫力を支える腸の機能が低下してアナフィラキシーショックも引き起こすとは驚いた。
それ以降は土日には自然行功することとし、忙しくても休日出勤は通常2日のうちの1回としたので今日に至るまでアナフィラキシーショックの再発はない。
「郭林新気功の良さ」(その17)
自然行功などにより免疫力がアップするという郭林新気功の良さを、それを行わないことなどで免疫力が大きく低下することを思い知らされた貴重な経験となった。
(その17)完、次回(その18)へ続く(マル夫)
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