2021年9月21日、kazzy先生のお話し会に参加させていただきました。
先生の貴重な体験を聞けるということで、1年半ぶりにお顔を見せてくださったオンライン初参加の3人の方をはじめ、11名もの会員さんがZOOMの窓を飾りました。
まるこ先生の進行で初めに皆様の出身地と今住んでいるところの話で盛り上がり、ホストのさまあ先生の号令での自然行功のあと、お話会は始まりました。
現在83歳のkazzy先生、30年前の1991年、53歳の時に直腸がんが見つかりました。
その頃のkazzy先生はレコード会社のバリバリの営業責任者で、有名な映画スタジオ20世紀FOXとの契約内容の見直しのため毎月ハリウッドに行き、いつもはフレンドリーなのに契約となると厳しいアメリカ人と交渉していました。
ある日お腹の具合が悪くなったのですが、仕事の区切りができず半年間そのままにしていました。
やっと契約にほぼ合意を得られた時、ハリウッドのホテルで多量の下血をしました。
帰国しガンセンターで検査したら、肛門から内視鏡が入らないほどがんは大きくなっていました。
術後ステージ3bと知らされます。半年間の遅れは大きかったのです。
翌年肝臓に転移が4つ見つかり、また手術。
退院するときに「もう2度と転移は嫌なので、転移予防の薬が欲しい」と主治医に言ったが、主治医は「そんな薬はないので定期的に検診をして再発転移を見つけて対処するしかない」とのこと。
そんな時、NHKの「気功専科」というTV番組で、帯津良一先生が、がんに効果のある郭林新気功を紹介しているのを見て、さっそくNHKに帯津三敬病院を問い合わせ、帯津先生に会い、郭林新気功協会の東京教室を紹介してもらいました。
萬田前代表の「大丈夫ですよ。郭林新気功をしっかりやってください」との言葉にkazzy先生はほっとします。
毎週火曜午後、会社を抜けて東京教室(三心会)に通うようになりましたが、1994年に今度は肺転移が見つかり、胸腔鏡手術。
教室では年配のベテラン講師に「毎日3時間はやらなきゃだめ」と厳しく言われます。
ここから気功に真剣に取り組みます。仕事で忙しい平日は朝5時起きで1時間半、土日は午前中いっぱい気功の時間を取り平均1日2時間半の気功時間をつくりました。
1999年、会社を退職すると待っていたように萬田前代表から「講師養成講座」受講を勧められます。
講座はすでに始まっていたので途中参加でしたが、萬田前代表は「あなただけに」と言って、毎週火曜の午前にマンツーマンの補講をしてくれました。
三年間のインターン期間を経て、2003年第1期の講師となりました。1期生には、たんぽぽ先生とまるこ先生もいました。
以下、講師になったkazzy先生は、中国・北京抗癌楽園の指導講師、萬田代表ご夫妻から指導を受けたこと、自分の体験を踏まえてがんと闘うに当たっての考え方と手立てを話されました。
kazzy先生は、「郭林新気功を、がんと闘っている時は救命功として、安定してからは養生功として、一生続けていきましょう。
継続は力なり」と言ってお話を終えられました。
質疑応答の時間には、お話を聞いて感動された皆様からの感謝のお気持ち、ご自分を振り返って感じたお気持ちなどが寄せられました。
今日の教室の締めに、まるこ先生が20年前の戸隠合宿のレアな集合写真を見せてくださいました。20年分だけお若いkazzy先生とまるこ先生、P子先生の姿がそこにありました。
(ノースポール)