2020年5月6日水曜日

こんな時だからこそ(その3 予備功 収功の2)(ウーさん)

 5月6日朝現在の世界の感染者数が362万人 死者数25.4万人との報道がありましたが日本でも緊急事態宣言の延長が決定されました。

 緊急事態宣言の期日である今月5月末までに、世界における感染爆発の終息の見通しが立ってほしいと心から願います。

 さて私たち郭林新気功の仲間は、より一層、自分の練功を見つめ直し、練功の内容を深めていきましょう!
 なぜなら、それが練功の目的を達成するための一番の近道だからです。

 実は、こんな時だからこそ、その2で、予備功 収功について申し上げましたところ、「少しわかりにくい?」とか、「具体的には予備功の予備功はどのようにするんですか?」などの質問が幾人かの方からありましたので、郭林老師が指導員や会員に語っていたことを、そのまま抜粋して以下に記してみることにしました。
(私(ウーさん)が2014年に指導者レベルアップコースに参加した時に、北京、玉淵潭公園の郭林新気功の広場で撮った油絵です。)

 郭林老師:
 出勤前に公園に来たある会員は、乗ってきた自転車に鍵をかけると急いで自分の決めた場所に立ち、予備功をするとそのまま自然行功で歩きだし、少し短いかなと思う時間に帰ってきて収功をすると、休息もそこそこにして時間を気にしながら立ち去って行った。
 これでは練功の効果は充分には上がらない。

 ある会員は会社に遅刻することを恐れ、練功中にいつも時間を気にして時計をのぞき込んでいる。このようなやり方では内気が活発に動き出すことは出来ない。

 そのほか、私が朝の公園でよく目にするのは、公園に入ってくるとすぐ練功の準備にかかるのではなく、知り合いを見つけていつもおしゃべりを始める、これも問題がある。

 またある会員達は、私を見つけるとすぐあれこれと質問を始めようとする、私はその様な時にいつも言う、質問があったら練功をきちんと終えて休息しそのあとに来なさいと。

 人と人の間にはいつも多くの不愉快なことも起こる、そのようなことが話題になったりすれば、やっぱり平静な気持ちで予備功に入っていくことは出来ない、なるべく自分なりに工夫をしてできるだけ平静なゆったりとした気持ちで予備功に入っていくことを心がけなければいけない。

 予備功が平静でゆったりとした気持ちで出来てこそ、うまく本功に移れ、収功も良い心身の状態でし終えることができるのである。

 私はすでに大変長い年月練功をしてきているけれども、私はいつでもまず公園に入ったらゆったりとした気持ちでゆっくり空を見上げる、そして全身に季節を感じ、緑を愛で、その場の空気を感じる。

 すると心身がさらに緩み、大自然と自分との間に隔たりがなくなっていくのを感じながら予備功 に入る。

 あなた方も天気をほめ、新鮮な空気を感じながら心身を緩め、微笑んで一呼吸すれば、容易にそれが五臓に沁み渡っていく。

 あなたがもし、公園に入る前に七情を乱すような事があったり、公園に入るなりすぐ仲間とおしゃべりをしたり、時間ばかり気にしたりということがあったら、効果の大きい練功にはなりません。

 かけがえのない今日のスタートの練功を“心身”の準備をしっかりして、予備功に入りましょう!

 以上、「郭林気功 功理篇」から抜粋しました。
 私たちの練功時間は大変なものです。その練功時間の質をあげ、頂くものを多くする為のヒントになれば幸いです。
(ウーさん)
  マル夫追記:ウーさんの、こんな時だからこそ(その1)、同その2は、それぞれ下線部をタッチまたはクリックすると出てきます。

7 件のコメント:

  1. うーさん先生、郭林老師の貴重なお言葉をお伝えて下さり、ありがとうございます。
    早朝に玄関先で予備功を開始する私は、自然のなか空を見上げ空気を感じるという環境ではありませんが、それでも心はゆったりとまるく予備功に入っていきたいです。
    こうして時々、ヒントをいただけると気持ちがピリリと引き締まりモチベーションが高まります!

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  2. ウーさん先生、前回の「予備功の予備功」での質問に対し、郭林老師のお言葉を翻訳して投稿して下さりありがとうございました。
    会員の方達の事例に触れながらの郭林老師のお言葉、とても分かりやすくすとんと心に落ちました。「その場の空気を感じる」事ができると気功も深くなる気がします。
    私も公園へ行くと空や景色(今は新緑がきれい)を見つめてから大きな深呼吸をして始めます。

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  3. ウーさん先生、郭林大先生語録を紹介して頂き、ありがとうございます。
    私は、毎日早朝練功の昨近、家の玄関を出て予備功を始める練功場所に行く10分弱、空の色、雲の量や形、周囲の景色や草木を見つつ季節を感じながら向かっています。
    郭林大先生が「ゆったりとした気持ちでゆっくり空を見上げる、そして全身に季節を感じ、緑を愛で、その場の空気を感じて、大自然と自分との間に隔たりがなくなっていくのを感じながら予備功 に入る」と伺って、私も郭林家族の一員としてつながっている、というのを強く感じました

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  4. 郭林老師練功像!力強いお姿に感動です。貴重なお言葉もありがとうございます。

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  5. たしかに、予備功を慌ててすると、気持ちよく歩けないですね。深呼吸をして、足を閉じて意念を唱え、下からゆっくり緩めていくと、気持ちが落ち着いてくるように思います。そして、ニッコリ笑ってから歩き始めます。

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  6. 郭林先生、すごい貫禄❗
    今朝は郭林先生のパワーをいただいて、
    緑滴るこの季節を全身で感じながら、すんごく気分よく笑顔でシシフーシシフー。
    昇降開合、1・2・3歩点もバッチリやりました。
    うーさん、ありがとうございます(^-^)

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  7. 心と身体って、密接につながっているんですね。郭林先生の言葉ひとつひとつにうなずいています。私もリク丸先生のように、公園に入ったら大きな深呼吸を何度かします。新鮮な空気が胸いっぱいに入ってくるのを感じると気持ちがふうーと、落ち着きます。それから前回のうーさん先生のアドバイスを思い出して予備功をし、歩く時も丁寧に丁寧に。
    あ~、早く教室で輪になって歩きたいなぁ~

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